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2016.04.06 社内研修 〜吉田松蔭から学んだ大切なこと〜
こんにちは!オフィスパートナー課の杉浦です(^0^)
今月も社内研修が行われました。
1月から始まった研修ですが、回数を重ねるごとに場の雰囲気もだいぶ和やかになり笑い声溢れる研修になってきました(^-^)
今月のテーマは「夷険一節」。
意味は、どんな時でも信念を守り続けること。
「夷険」は平らな場所と険しい場所のことから順境と逆境のことで、順境でも逆境でも信念を変えないということ。
自分の普段の仕事への取り組み方と照らし合わせて感想を書き、お互いの発表を聞くことで共感したり感動したりして感性を磨く貴重な時間です(*˘︶˘*).。.:*
吉田松陰の夷険一節はケタ違い
今回は、致知の担当スタッフさんから、吉田松陰についての話がありました。
彼の夷険一節はケタ違いで驚きました!
ペリーが黒船で来た時に、「日本を守るため、まずは敵国を知ろう」と弟子と二人で黒船に乗り込みますが、乗船員に見つかり捕まってしまいます。
日本に連れ戻され、”国を捨てた”ということで、投獄されてしまいました。
野山獄という山の中の何もない、汚い牢屋でしたが、彼の志は、「生きている限り魂を磨き続けること」。
看守に頼み、本を読み続けました。
投獄中に読んだ本は4年間でなんと1460冊!
周りの囚人は、「こんな牢屋に入ってまで学ぶ必要はあるのか」と野次る者もいましたが、彼の意思はそんなものではブレません。
どんな環境においても学ぶ姿勢を貫きました。
そして、囚人と話しているうちに、自分より歴史に詳しい人がいると
「あなたは歴史が詳しいですね、是非歴史の先生になって私に教えてください」
短歌が上手な人がいると、
「あなたは短歌が上手ですね、是非私たちに短歌を教えてください」
と、周りの人たちの良い所を見つけ先生として敬いました。
牢屋の中で、どんどん学び合い高め合う魅力的なサークルを作ってしまいました。
その牢屋の中がどれぐらい魅力的だったかというと、看守の人が「なんだか牢屋の中が楽しそうだ」とわざと罪を犯して入ったり、近くの村の人たちも、「あの牢屋の中に入ると素晴らしい教えが学べる」と村の人たちまで罪を犯して牢屋に入る人が続出するほどだったそうです。
これ以上、牢屋に入るために罪を犯す人が増えると困るので、吉田松陰は牢屋から出ることになったそうです。
そんな釈放のされ方があるなんてすごすぎです。
どんな逆境にあっても自分の志を貫き、魂を磨こうとする圧倒的な生命力。
囚人であろうと誰であろうと自分より優れている部分を認め師と仰いで素直に学ぼうとする直向な姿勢。
社内研修でも、キーワードは「素心」と「美点凝視」です。
改めてこの二つの言葉の大切さをしみじみと感じました。
吉田松陰が育てられなかった人の共通点は○○の心がない人?!
また、吉田松陰は、伊藤博文や高杉晋作という幕末に活躍した人材を多数輩出した松下村塾を開いていたことでも有名ですが、自分が説いて聞かせるというよりは、生徒の得意分野を伸ばしそれぞれが得意分野の先生となり教えあうスタイルをとっていたそうです。
常に相手の良い所を見つけて伸ばし、人を育てる天才と言われていました。
そんな人を育てる天才の吉田松陰ですが、3人だけ育てることができなかったという記述が残っていました。
その3人には、共通して○○の心がなかったそうです。
○○の心とは、
「憤する心」
憤とは、“いきどおる”という訓読みの通り、怒るという意味もありますが、感動するという意味もあるそうです。
吉田松陰が人を育てる天才だったとしても、聞く側に感動する心がないと育たないとのことでした。
人が育つ、成長するには、感動する心が必要だなんてなんだか素敵だなぁと思いました。
恥ずかしいことに私は、吉田松陰は名前しか知りませんでしたが、彼の驚きのエピソードを聞き、たくさんの学びを頂きました。
吉田松陰は自分を高めるだけでなく、周りの人にもどんどん良いエネルギーを伝えています。
そんな人たちのお陰で今の日本でのびのび過ごせていることに本当に感謝です。
そういう話を一緒に聞いて、感動しながら、少しずつ成長していきたいなと思いました。
そして、今回の社内研修では、弊社のお客様の有限会社ビッグウェーブ(倶楽部HAIR’S)の川島会長がオブザーバーとして参加してくださいました。
「こんな和やかで和気あいあいとした社内研修は素晴らしい」と有難いお言葉を頂きました(*´︶`*)
京都・滋賀で美容室やサロンを展開されているので、お近くの方は是非ご利用ください♪
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